Home > 病気一覧 > 癌や腫瘍の病気 > 肛門周囲腺腫
肛門周囲腺は皮脂腺の変化したものです。肛門の周囲には3種の特殊に分化した腺があり、その中で最も重要なものが、一般に皮脂腺の変化したと言われる肛門周囲腺です。肛門周囲腺から発生する腫瘍は腫瘍の中で非常に頻度の高い腫瘍の一つで、高齢の去勢していない雄の犬に多く見られ、雌はごくまれに発生する様です。雄の肛門周囲腺腫の多くは良性で雌は悪性がほとんどです。しかし良性でも悪性に変化することもあるようです。
肛門周囲腺腫の症状
化膿・出血・膨らみ等が見られます。又、進行した状態になると、排便異常(便が出にくい・便が変形)も見られます。
肛門周囲腺腫の原因
雄性ホルモンが関与しているため、去勢した発生率は低く、逆に性ホルモンが多量に分泌される副腎皮質機能亢進症では、雌でもこの腫瘍が見られることがあります。加齢・紫外線・放射線・化学的発癌物質・ホルモン・ウィルス・遺伝性・免疫不全等挙げられています。
免疫が強ければガンにはなりにくく、ガン細胞を排除しようとする細胞の働きが強まります。脂肪腫や腺腫は良性腫瘍に属し、悪性腫瘍は発症部位によって分類します。ガン腫は犬の臓器の表面に並ぶ組織から発症したもの、肉腫は筋肉や血管・骨等の組織に形成されたもの、リンパ腫はリンパ系組織で形成されたものです。
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