Home > 病気一覧 > 癌や腫瘍の病気 > 腹腔内の癌と腫瘍(肝臓癌・腎臓癌・胃癌・脾臓癌など)
腹腔内に存在する臓器(消化器管、肝臓・腎臓・膵臓・脾臓・卵巣・子宮・膀胱等)に発症した癌を言います。犬の消化管、特に小腸に発生する腫瘍で最も多いのは腺癌(老齢の動物に多い)と消化管型リンパ肉腫(中〜老齢の動物に多い)
です。他にも平滑筋腫・線維肉腫・肥満細胞腫等が挙げられています。犬の大腸に発生する腫瘍は悪性腫瘍が多く中でも腺癌が多いと言われます。
肝臓癌・脾臓癌
肝臓癌や脾臓癌は悪性の腫瘍です。かなり大きくなってから気付く事が多いようです。主な症状は食欲不振・腹部膨張です。脾臓の腫瘍は特にゴールデン・レトリーバーラブラドール・レトリーバー、ジャーマン・シェパードのような大型犬によく発症傾向があるようです。肝臓癌は、肝臓に発症した原発性肝腫瘍の場合と、他の臓器に発症した癌の転移によるものとがあります。
胃癌
悪性の腫瘍です。嘔吐・血を吐く・体重減少・下痢等がみられます。
直腸癌
悪性の腫瘍で、消化管腫瘍のうち、直腸・結腸の腫瘍が犬で30〜60%・猫で10〜15%を占めています。中でもポリープ・腺癌・リンパ肉腫などが良く見られます。多くの場合血便・血尿がみられます。
腹腔内の癌と腫瘍の症状
内臓に出来る腫瘍ではまず元気がなくなってくるのが最初の症状で多いようです。癌の発生箇所によって症状は様々です。胃癌は嘔吐や血を吐き、肝臓癌は食欲不振やお腹が膨らみ、膀胱癌では血尿が出て、子宮癌はオリモノやお腹が腫れる。嘔吐が見られます。
腹腔内の癌と腫瘍の原因
食生活やストレス等の生活環境や加齢・紫外線・放射線・化学的発癌物質・刺激物質・ホルモン・ウィルス・遺伝性・免疫不全等あげられます。
免疫が強ければガンにはなりにくく、ガン細胞を排除しようとする細胞の働きが強まります。脂肪腫や腺腫は良性腫瘍に属し、悪性腫瘍は発症部位によって分類します。ガン腫は犬の臓器の表面に並ぶ組織から発症したもの、肉腫は筋肉や血管・骨等の組織に形成されたもの、リンパ腫はリンパ系組織で形成されたものです。
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