犬・猫の健康辞典

肺炎・肺水腫report

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肺炎

ウィルスや細菌・寄生虫等の感染症が進み、肺と気管支の重い炎症を併発することが肺炎です。冬の乾燥していて寒い時や雨の多いときは、環境的なことが原因でストレスとなって免疫が低下しウィルスや細菌に感染しやすくなります。肺炎は炎症の発生箇所や原因によって様々な症状がでます。

肺炎の症状
細菌性肺炎の場合は細菌感染による肺炎を言います。 病原や病状の進行により異なりますが、通常、発熱・咳・元気消失・鼻汁・呼吸困難などが挙げられています。真菌性肺炎の場合は 発熱・咳・元気消失・鼻汁・呼吸困難などが現れ、あわせて体重の減少や網膜炎などが見られる様になると言われています。アレルギー性肺炎は咳や食欲減退、奇妙な咳の音をすると言われます。

肺炎の原因
真菌性肺炎の場合は かび性肺炎ともいい、真菌や酵母の吸引によって引き起こされます。アレルギー性肺炎は何らかのアレルゲンの吸入に対し過剰反応や フィラリア・回虫などの寄生虫に対して過剰反応が原因と言われています。


肺水腫

肺の気道や肺胞に水が溜まってしまう状態です。肺水腫は肺の働きをする末端の細気管支や肺胞などに水がたまり肺がむくんだ状態(浮腫)です。

肺水腫の症状
肺水腫は犬がすでに発病している病気によっておこることが多いので、その病気によって症状は様々です。呼吸困難や咳・よだれを流す・落ち着きをなくすなどの症状が見られます。重くなるとゼーゼーという呼吸音がしたりします。末期には血の混じった泡のような鼻水が出て、肺のあたりから呼吸をするたびに雑音が聞こえます。症状が進行すると舌や唇が暗い紫色になるチアノーゼを起こし危険な状態になる事もあります。

肺水腫の原因
気管支炎や心臓病・肺炎から等他の病気から起こることがあります。他刺激性のガスや薬品を吸い込んだり、薬品中毒の場合もあります。

鼻や呼吸器の病気check!

鼻炎・副鼻腔炎・蓄膿症
鼻炎・副鼻腔炎・蓄膿症は炎症や膿混じりの鼻水やくしゃみがでます
咽頭炎・気管支炎
咽頭炎とは咽頭の炎症がおこり、気管支炎とは気管支の炎症がある
肺炎・肺水腫
肺炎とは肺に炎症がみられ、肺水腫とは肺に水がたまります
気胸・胸膜炎
気胸とは肺に空気が入らない状態で胸膜炎とは胸膜に炎症をおこす

犬と猫の肺炎・肺水腫

鼻が詰まった時は別として、基本的に鼻で息を吸って口から吐き出します。気道は外部の環境に直接接触があるため、防御機能が発達していて、鼻や口から吸引した異物である微粒子の傷害から気道を保護します。猫には様々な感染症がある為、猫は犬に比べて呼吸器の病気や鼻の病気にかかりやすいと言われます。


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