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猫伝染性腹膜炎・FIPreport

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猫伝染性腹膜炎・FIP

FIP・猫伝染性腹膜炎は猫コロナウィルスが原因で、免疫の低い子猫や6ヶ月〜3歳位の
猫に多く見られるようです。性別や品種によってかかりやすいという事は無いようです。
持続感染している猫でも発病する猫は数%以下と言われますが、
発病するととても危険な病気です。猫コロナウィルスには腸炎のみをおこすのもあります。

猫伝染性腹膜炎の症状
FIPを発症したほとんどの猫は滲出方(しんしゅつがた)です。感染数週間から数ヶ月に
元気消失食欲不振・発熱・呼吸困難・貧血・脱水・黄疸・下痢などの症状が猫に見られ
ます。腹水または胸水のみが貯留する場合と、両者が貯留する例があるようです。
普通は腹痛や胸痛はあまり無く、病変は肝臓・腎臓・リンパ節・肺などの猫の全身の臓器に
形成されます。非滲出型では発病までの経過は滲出型とほぼ同じですが、中枢神経や目に
病変があらわれる頻度が高いようです。脳・脊髄では病変部位によって様々な神経症状が
出ます。目が侵された場合には前後房に炎症性滲出液や滲出物の貯留とブドウ膜炎・脈絡膜炎や前眼球炎をおこし失明することもあるようです。

猫伝染性腹膜炎の原因
猫コロナウィルスが原因。 FIPウィルス感染は発病した猫から排泄された唾液・鼻水
・糞便・尿に直接に触れた、または汚染された器物によって間接 的に鼻や口から経口感染します。


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猫伝染性腹膜炎・FIP
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犬と猫の猫伝染性腹膜炎・FIP

ウィルスや細菌等の微生物に感染して病気になる事があり、これを感染症と言います。外部から体内に侵入する病原体や毒物から身を守る免疫が備わっていますが、様々な原因によって免疫が低下し、抵抗力が弱まります。そして細菌・真菌・ウィルス・原虫などの微生物が猫の体内に侵入する事で猫の体に異常がおこります。


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