犬・猫の健康辞典

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糖尿病

膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが不足するか、インスリンの作用が損なわれる事により起こる代謝性疾患です。インスリンは、体全体に働いて体の細胞が糖を吸収したり、肝臓が脂肪やたんぱく質を蓄えるのを助けます。様々な原因によってインスリンが不足すると細胞は糖を吸収しにくくなり体に不調があらわれます。糖尿病は約200頭に1頭の割合で、その内大部分は6歳以上です。若い年のオスとメスの糖尿病発症率はほぼ同じで、老齢になるとメスの方が多く発症しています。

糖尿病の症状
飲水の増加・多尿・食欲旺盛なのに体重減少・肥満・倦怠感がおもな症状です。
糖尿病の恐ろしい 事は合併症が起こる場合がある事です。神経症・腎症・網膜症・白内障の他に動脈硬化・心臓疾患・尿路障害等が挙げられています。

糖尿病の原因
大きく2つに分かれます。
@インスリン依存性糖尿病
何らかの原因によってすい臓からインスリンが分泌されないことにより起こります。
Aインスリン非依存性糖尿病

すい臓からインスリンは分泌されていてもすい臓以外の原因(副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能低下症・発情に関連したホルモン分泌バランス・感染症や他のストレス・肥満など)によってインスリンの働きが邪魔されたり、働きが鈍くなったりする事で糖尿病の症状が出る事を言います。この期間を長く放置していると依存性の糖尿病に発展します。又、生まれつきすい臓の働きが弱い場合を除くと、飼い主の生活習慣(食物の内容・量・運動量)が糖尿病へと導いているケースが多い様です。又遺伝的な体質や肥満、妊娠、膵臓疾患、神経系の失調、薬物等によっても起こると言われます。又老齢のメスが糖尿病になるのは発情期の後期(黄体期)で、この時期には黄体ホルモンが最も多く分泌されるのでこの黄体ホルモンとの関係も示唆されています。


甲状腺や副腎皮質の病気check!

甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症とは甲状腺ホルモンの生成や分泌不足の崩れも原因
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症とは甲状腺ホルモンの分泌異常
副腎皮質機能低下症
副腎皮質機能低下症とは別名アジソン病
副腎皮質機能亢進症
副腎皮質機能亢進症とは別名クッシング症候群
糖尿病
糖尿病とは膵臓からのインスリンの分泌異常
尿崩症
尿崩症とは多尿症候群ともよばれ抗利尿ホルモンの分泌異常

犬と猫の糖尿病

動物の体の働きの大部分は、脳と神経そしてホルモン系によりコントロールされています。ホルモンを分泌する各器官は細胞によって形成されている為、細胞を活性し正常に働く様に体質改善を行うことがとても重要です。ホルモンとは体の器官や組織を刺激し、特定の働きをするように促す化学物質です。


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